チェックインは2時間前から始まる

福岡から韓国・釜山へ船旅、「クイーン・ビートル」のポップな船内とは【写真付】

 いよいよチェックイン。クイーン・ビートルの場合は、日本入国時に検疫をスキップできる「Visit Japan Web」の青色表示を取得しておくことが必須。チェックイン時に確認し、青でないと乗船できない。この点は飛行機とは違うので留意したい。

 なお、船旅では飛行機のようにチェックインカウンターで荷物を預ける必要がない。自分で持ち歩き船内のロッカーに預けるか、座席近くで管理することもできる。ということは飛行機のように預けた荷物をターンテーブルなどで待つ必要がないので、到着時のストレスが少ないのかも。

 飛行機と違ってスーツケースも「手荷物」。ハサミなどの文房具や果物ナイフなど、ふだんスーツケースに入れれば問題ないものも、危険物としてスタッフに預けなければならない。あらかじめ別にしておいたほうがスムーズだ。

福岡から韓国・釜山へ船旅、「クイーン・ビートル」のポップな船内とは【写真付】自転車置場とスーツケースのロッカー

 船のいいところは、自転車をそのまま積めること。解体して輪行袋に入れ・・という手間がなく、到着ターミナルに着いたらすぐに町へ出ることも可能だ。なお、荷物を置くロッカーは運行中鍵がかかるので、盗難の心配はない。

いざ、出航!

福岡から韓国・釜山へ船旅、「クイーン・ビートル」のポップな船内とは【写真付】釜山の高層ビル群を後に、釜山港大橋を後方デッキから望む

 船の旅のメリットは、自由に歩き回れること。後方デッキで海風に当たりながらグイっと飲む生ビール。つまみは去りゆく町並み、とくれば思わず感傷的になってしまうではないか。売店で軽食を買って、仲間とオープンテーブルで楽しむことも可能。席についてひと眠りするとしても、シートベルトがないので窮屈感がない。

 あれ? 旅ってホントは自由だったよね。そんなことを思い起こさせてくれるのが船旅かもしれない。