「めざまし8」が間違えて謝罪
先にぶつかったのはベビーカーと報道

 インパクトのある動画だったからだろう。動画が拡散された2日後の6月9日に、フジテレビの朝の情報番組「めざまし8」がこれを取り上げた。

 しかしこの報道に間違いがあり、ことの発端がベビーカーから男性にぶつかったことだと報じられてしまった。

 ななちゃらさんは、「取材に応じてる時も理解してない感じだったし、間違った事実をテレビで伝えるのどうなんですか…?」とツイート

 このツイートには番組スタッフとのダイレクトメッセージのやり取りも添付されており、「蹴られた経緯」を尋ねるスタッフに対してななちゃらさんが「蹴られてません」「連ツイ見てくださいませ」と返答。スタッフは「申し訳ございません。ベビーカーにぶつかってこられた経緯等ありましたらご教授いただきたく思います」と答えていることがわかる。

 このやりとりを見ると、スタッフは「ぶつかってこられた経緯」と認識しているように見えるのだが、番組制作に複数の人が関わる関係で、放送する際に齟齬(そご)が生まれたのかもしれない。

 しかしこのような件で最初にぶつかったのがどちらなのかは重要だ。さらに情報を伝える上での初歩的過ぎるミスであり、情報番組の信用度低下にも直結する。

 番組内では、(一般人なので当然の処置ではあるものの)動画内の男はモザイクが入れられる一方、ななちゃらさんについてはインスタグラムにアップされたプロフィール画像付きで紹介されていた。

 ななちゃらさんがこの件についてもツイートし、これも拡散されたことによってなのか、「めざまし8」は週明けの12日になって「訂正してお詫び」するとともに、改めて動画を紹介した。訂正では「普通に歩いていたところ『邪魔だ』と男性が後ろからベビーカーにぶつかってきた」というテロップがついていた。