1カ月に利用するデータ量は、日本人の約25%が私の母と同じ1GB未満。さらに全体の6割弱が実際に使っているギガ数は3GB以下です。範囲を6GB以下まで広げると7割が該当します。つまり、ドコモの場合はこの範囲の人はみんなイルモにした方が安くなります。

 それよりもデータの利用量が多い人はアハモかエクシモということになるのですが、エクシモは高いので、自分でネット契約のできない人以外はアハモを選ぶのが基本になります。そして私がネットフリックスを視聴したときのように、月20GBを超える人はエクシモが最適になります。その人口は、日本全体の8%程度。

 これをわかりやすく整理して、人口については一部推定して分類すると、ドコモを利用する場合は、

・0.5GB未満(人口の1割程度)イルモが最適で月額550円
・1~3GB(人口の5割弱)イルモが最適で月額2167円
・4~6GB(人口の1割強)イルモが最適で月額2827円
・7~20GB(人口の2割強)アハモが最適で月額2970円
・20GB超(人口の8%)エクシモが最適で月額7315円

 というのが基本的な構造です。

 さて、実はお楽しみはここからです。ドコモの競争戦略の話はまだ始まっていません。