リアルな人間との会話は緊張…
AIだからこそ弾むトークと学び

 日本人は英語のスキルの中で特にスピーキングが苦手ということはよく知られているが、これは英語を考えて話すという経験が極端に少ないからである。だからこれまでは、スピーキング力を伸ばすためには、英会話学校などに通って、「話す」という機会を自発的に設ける必要があった。
 
 だが、リアルな人物が目の前にいるというだけで緊張感があるし、英会話教室に入会したりオンラインで講師の予約を取り付ける必要があったりと、ハードルがだいぶ高い。結果「やっぱりやらない」となりがちである。
 
 だが「スピーク」を利用すれば、それらのハードルはすべて消えてなくなる。自分がどれだけしどろもどろになろうとも、それを心配することもない。

 なお、「スピーク」上でのAIとの会話はテーマこそ与えられているものの、ほぼフリートークだ。「ChatGPT仕込み」のコミュニケーション上手のAIがどんどん会話をリードしてくれる。こちらの発言に関しても、会話が終了した時にベターな言い回しを教えてくれる。
 
 また、発音の練習にも適している。これもAIの学習効果かと思われるが、単語ごとに細かく発音を採点してもらいながら練習できるので、ネイティブに発音を近づけたい人には特におすすめである。