サステナビリティ=環境対策ではない
持続的成長可能性のために企業がすべきこと
サステナビリティは「持続可能性」として、地球環境に対する施策という捉えられ方が一般的かもしれません。そういう側面はもちろんありますが、企業にとってのサステナビリティにおいて、環境対策はごく一片に過ぎないものです。
私たちは経営におけるサステナビリティを「企業の持続的成長可能性」と定義しています。つまり、企業が10年20年と継続して成長していくために何をすべきか、それに対する取り組みを包括してサステナビリティ・ブランディングを提案しています。
コロナ禍に代表されるように、経営を取り巻く環境の変化が誰にも予想できない現代です。企業にとってのサステナビリティとは、内外環境がどう変わってもそれに適用して成長し続けられることだと、私たちは認識しています。どんな状況になっても、企業として生き残っていくためにはステークホルダーから選ばれ連れ続けること、ファンがついている状態に尽きると考えています。そのように定義し直すとブランディングと大きな親和性が生まれます。
サステナビリティ・ブランディングは企業の持続的成長可能性を最大化するもの、考え方であり方法論です。書籍の中では、より具体的なアクションに落とし込んで伝えています。サステナビリティ・ブランディングによって生み出された判断基準が、企業を環境変化にもブレることのない経営を推し進める手助けになるはずです。
企業、事業、プロダクトの先行き、将来性に不安を感じている経営者、ビジネスマンは多いと思います。そういった人たちにぜひ手にとっていただきたいと考えています。