文章フレーズを身につける
3ステップ
![書影『マネするだけで「文章がうまい」と思われる言葉を1冊にまとめてみた。』](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/5/6/200/img_565f267ec0dfe67ddea9b4039eebe9af66996.jpg)
山口拓朗 著
実際に文章を書くときに、いかに適切かつ手際よく、これらの文章フレーズを使える状態にしておくか。文章作成の肝はそこにあります。
フレーズが適切に使えていなかったり、間違っていたりすると、伝わらない「悪文・駄文」になりかねません。
もしかしたら、あなたは今、魅力的な文章を書く人にあこがれているかもしれません。しかし、その魅力的な文章の書き手でさえ、土台には基本に忠実な文章フレーズがあります。彼ら彼女らの魅力は、強固な土台の上で表現されたものにすぎません。
軟弱な土台の上にどれだけ個性を積み上げたところで、悪文・駄文の域を出ることはできません。それどころか、読む人にストレスがかかり、まったく理解・納得もしてもらえない文章になってしまうこともあります。
文章フレーズを身につけるためにオススメの方法は、以下の3ステップです。
・ステップ1:文章フレーズを何度も読む
・ステップ2:例文を模写する(書き写す)
・ステップ3:文章フレーズを使い、実際に文章を書いてみる
そう、文章フレーズをどんどんマネしていこう!――というのが筆者からの提案です。
「身につける=いつでも使える状態にしておくこと」です。ステップ1~3をくり返しながら、あなた自身と一体化するまで、文章フレーズの“インプット→アウトプット”をくり返しましょう。
いちど読むだけでも、使える文章フレーズの数は増えますが、「マネして書く」ことによって、その効果は何倍にも跳ね上がります。
汎用性の高い文章フレーズを身につけることで、いつでも、あなたが理想とする“思い通りの文章”を書くことができるようになります。
場面に応じて適切な文章を書ける人は、仕事でも結果を出しやすく、また、周囲からも好意や信頼を得やすくなります。プライベートであれば、SNSを使って魅力的な文章を書いていくこともできるでしょう。もちろん、文章を書くことへの苦手意識も消え、あなた自身に大きな自信をもたらすことでしょう。