セブンの死角 伊藤忠&三菱商事の逆襲#6Photo:PonyWang/gettyimages

コンビニ各社は働き方や人事制度の改革に力を入れているが、現場の不満は解消されていないようだ。特集『セブンの死角 伊藤忠&三菱商事の逆襲』(全15回)の#6では、公表資料では分からない本当の会社の姿を社員の肉声からひもとく。(ダイヤモンド編集部 下本菜実)

OpenWorkに掲載された
13710件の社員コメントから厳選

 コンビニの品ぞろえや店内の雰囲気が大手3社で異なるように、企業文化にも大きな差があるようだ。

 ダイヤモンド編集部はジョブプラットフォームの「OpenWork(オープンワーク)」に寄せられた、セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)、ファミリーマート、ローソン社員のクチコミ情報13710件から、社員の本音を探った。

 SEJは2023年度から、人事制度を改定し、社員の年収を増やした(詳細は、本特集の#1『【スクープ】セブン営業マネジャーは年収1000万円超、新人事制度で給与アップ&ダウンの実例を初公開!』を参照)。

 しかしながら、クチコミを見ると、報酬以外にも企業体質に年功序列が根を張るようだ。次ページでは、すでに退職した社員による企業風土へのジャッジや、在籍中の社員が吐露した本音を一挙に公開する。