患者が真の“名医”を見極める6つのポイントせっかく病院に行くからには、なるべくいいドクターに診てもらいたいもの。「とっておきの名医の見つけ方」とは(写真はイメージです) Photo:PIXTA

病院に行くのは怖い
どうせならいい医者にかかりたい

 受診という行為は面倒くさい。病院に出向くのも、着いてからの一連の流れも全部含めて面倒なものだ。そもそも、どこの病院に行くべきかも悩みの種になる。この時点から専門家に相談したくなる話ではあるが、当の医師は専門外の病が己の身に降りかかってきた際は、どうやって病院を選んでいるのだろうか。
 
「僕もつい最近、腰のヘルニアを患いまして、医者選びに奔走したので、患者さんのお気持ちはよくわかります。『どこかに名医は落ちていないものか?』と悩みますよね。医者は『この症状は〇〇先生にお任せ』というリストを持っていると思われがちですが、もしそれがあるなら、僕も欲しいくらいです(笑)」

 とは、先頃『消化器内科の名医が本音で診断 「お腹のトラブル」撲滅宣言‼』(双葉社)を上梓した湘南いしぐろクリニック院長の石黒智也氏だ。

「まずは、情報収集を始めましょう。これが名医を見つけるスタートですね。家族や友人・知人、ご近所さんから情報を得る方が多いでしょうが、今はインターネットを使う方も相当数いらっしゃるのではないでしょうか。何を隠そう、僕もそうです。ヘルニアの際にお世話になった名医は実はネットで調べて辿り着いたドクターです。

 まずは、診てもらいたい症状、診療科、部位、地域などを入力して検索しますが、おそらく出力される膨大な量の数と情報に、戸惑いを感じると思います。そんな時は以下のことを手がかりにしながら、候補となる病院やドクターをセレクトしてみてください」