なぜ私だけ世話係に!?
時代錯誤の「嫁」の役割に辟易
さらに、義実家から出ていった義理の兄弟たちはお客さんのような待遇を受けているのに、「嫁は働いて当たり前」という状況になりがちなことにも、妻は憤慨しています。
義理の兄弟たちは実家でゆっくりくつろいでいるのに、妻は義母のお手伝いで忙しく疲れているのが4つ目のパターン。お盆休みをゆっくり過ごしたい、子どもや夫と楽しく過ごしたいと思っても、世話係をしなくてはいけない。「嫁」というだけで扱いが違うことに納得がいかないと、妻はどんどん不機嫌になっていきます。
5つ目の不機嫌の理由は、「疎外感」。自分の実家ではない義実家で過ごすお盆は、妻にとって疎外感を感じる場でもあります。妻の知らない昔話や、親族の話で盛り上がる夫や義両親、義理の兄弟たち。「うちわネタ」は内側にいる人間にとってはとても楽しいものですが、外側にいる人にとってはそうではありません。
そもそも義理の家族の中で居場所を見つけるのは簡単なことではありません。他人の家にいる緊張感もあります。そんなとき、夫が会話の橋渡しをしたり、妻が知らない話の説明をしてくれたりすれば、疎外感や寂しさは和らぎ、不機嫌になることが少なくなるでしょう。
最後に、義理の兄弟家族の存在そのものが不機嫌の理由になっているパターン。義両親との関係は良好でも、同じ時期に帰省して一緒に過ごす家族が曲者であれば、帰省を躊躇するきっかけになります。
たとえば、義理姉が子どもたちにせがまれるまま、制限なく甘いお菓子をあげていたり、子どもが家中を走り回っていても叱ることなく自由にさせていたりすれば、自分の子どもにも悪影響が及ぶ恐れがあります。義理姉に文句を言うこともできず、「お姉さん家族が来るならもう帰りたくない」となってしまうのです。
お盆前に妻が不機嫌になる6つのパターンのうち、当てはまるものはありましたか。一つでも思い当たることがあれば、妻の心理を踏まえて、対策をとることが不可欠です。