受かる自信しかなかった
僕のような学生を求めていた

 受かる自信しかありませんでした。ボランティア活動1年以上というのが出願要件にあり、まさに僕のような学生を求めているんだと分かっていたんで。

 志望理由書は活動についてそのまま書けばよかった。同学部のキャンパスがある神奈川県相模原市でボランティア活動していたこともあり、面接は雑談のように話が弾みました。

 併願スケジュールも絶妙で、練習で何校か受けた後に第2志望の法政大学の現代福祉学部福祉コミュニティ学科の合格が決まり、そこからは他大学の受験を辞退し本命に集中できました。

――青山学院大に入学して“正解”でした?

 はい。ボランティア活動にますます精を出しています。高校時代に立ち上げた団体の代表を続けながら、大学のボランティアサークルでも活動中。いずれこの二つが補完し合えればいいなって。そのほかにも和光小学校の林間合宿を指導員として手伝ったり、地方の町おこし活動に参加したり。

 将来やりたい仕事の方向性は昔と変わっていないけれど、教育学や社会学などの学問、いろいろな仕事や活動に触れ、より視野を広げて考えられるようになりました。

 早過ぎた反抗期を経て、恩師や両親、ボランティア活動に関わってくれる社会人など、大人たちに支えられている人生だなと実感しています。今度は僕自身が子どもたちを良い方向に導く存在になっていきます。

Key Visual by Noriyo Shinoda,Kanako Onda