早稲田か慶応に進学し
1年程度の海外留学が適切
それでは、具体的にどこの大学への進学が適切なのか。
SNSを通じて意見を募集したところ、著名人や関係者も含め、多くの人がコメントや内々に意見を寄せてくれた。
そのなかで、私もなかなか適切だと思うし、支持する人も多かったのは、早慶のどちらかに進学し、在学中に交流校制度を使って海外の大学で1年程度を過ごすことだ。
たとえば、早稲田大学はオックスフォード大学とも交流制度があるようだ。昔であれば、在学中に1年間留学すると、単位の互換は認められず、欧米の大学は9月入学なので、卒業が2年間遅れた。
ところが、今の早稲田大学の制度だと、半年遅れ、つまり、本来の卒業の年の秋に卒業が可能である。今上陛下は、大学を卒業してから2年間の英国留学をされたので、ご成婚の遅れにもつながったが、その轍を踏まないためにも、こうした制度で留学されたらいいと思う。留学期間以外でも、頻繁な公務での海外訪問や、場合によっては、短期留学などを繰り返されたらいいと思う。
また、これまでの皇族はバカンスを海外で過ごしてこられなかったが、海外の王室との交流を深めるため、また、精神衛生の確保のためにも、あまりぜいたくにならない範囲で、海外で余暇を過ごさせて差し上げることは有益だろう。
一方、キリスト教系の上智、ICU、青山学院、同志社などの大学は、皇位継承予定者は避けたいと思う人もいるだろう。
京都大学など、東京大学以外の国立大学なら、東京大学入学ほどの意地悪な誹謗中傷は受けないだろうが、京都の大宮御所(皇族の京都での宿泊所)を悠仁さまがお住まいになるために改修したら、無駄遣いだと言われるに違いない。老朽化している大宮御所を改修する必要があるので一石二鳥なのだが、秋篠宮家のことならなんでも批判したい人たちがいるのだ。