戦国武将を気質で
分析してみると?
歴史上の人物も、気質でタイプ分けすると個性の違いがわかりやすくなります。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が詠んだとされる、有名なホトトギスの川柳があります。実際に3人が詠んだかの真偽は不明であり、出典も諸説ある言葉ですが、3人の性格を絶妙にあらわしています。それぞれを見ていきましょう。
「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」(徳川家康)
「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」(豊臣秀吉)
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」(織田信長)
家康は3つの気質でいうと感覚型の人であり、特に慎重で繊細な性格の持ち主です。スピードが遅く、行動に移すのに時間がかかります。「鳴くまで待とう」というのは、気質を考えると納得の解決法です。
豊臣秀吉は行動型なので「鳴かせてみよう」という言葉の通り、「ダメなら何かやってみようじゃないか」と行動を起こす気質です。
織田信長は家康と同じ感覚型なのですが、感情の起伏が激しく、好き嫌いがハッキリしているタイプの人です。気に入らないことがあると、カッとして「もういいや」と感情的になってしまうところがあり、「殺してしまえ」という表現には、そんな性格があらわれています。
ところで、理論型の人がホトトギスを詠んだら、いったいどのようになるでしょうか「鳴かないならなぜなのか?」と、理由を探って考え込んでしまう可能性もありそうです。
自分だったらどうするかを詠んでみると、気質を知る手がかりになるかもしれません。
「鳴かぬなら○○○○○○○ホトトギス」
あなたは、どんな川柳を作りましたか?ちなみに私は「鳴かぬなら一緒に鳴くかホトトギス」です。