宗教系政党の支持広がらず
収入は過去20年間で半分以下に

 下図が示すように、宗教団体を支持母体とする公明党と幸福実現党の比例票は減少傾向が続く。これについて創価学会元理事長の正木正明氏を父に持つ伸城氏は「子や孫、ひ孫の世代になるにつれて、学会員の母数が減り、かつ活動家率も下がっている」と証言する(本特集インタビュー参照)。

 大規模宗教法人の1法人当たりの収入も過去20年間で半分以下に減った。若年層の新規獲得はままならず、信者数の減少→活動の鈍化→集金力の低下……という「負の連鎖」が多くの教団の足元を揺るがしている。

 伸城氏らのような「宗教2世」以降へ世代交代が進み、人々の価値観が変わる中で、旧来型の政治活動や布教スタイルから抜け出せない巨大宗教の姿がそこから浮かび上がる。