宗教界に炎上の火種が投下されようとしている。政府が検討に入った、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する解散命令請求である。裁判所に認められれば、宗教法人が初めて民法の不法行為のみで法人格を剥奪されることになる。ダイヤモンド編集部は、信者数の多さや社会的認知度の高さなどを総合的に判断し主要10教団を選定。特集『巨大宗教 連鎖没落』で10月2日(月)から10月21日(土)まで全20回にわたり、解散命令の影響や没落の危機にひんする「巨大宗教」の今を追う。(ダイヤモンド編集部特別取材班)
#1 10月2日(月)配信
「創価経済圏」で赤字続発の異変!メガバンク、ゼネコン、新聞社…大手企業をも巻き込む学会マネーの行く末
創価学会を支える三つの収益源。その内容をつぶさに分析すると、縮小傾向も見え、経済基盤が必ずしも盤石ではないことが分かる。大手企業も巻き込む創価学会マネーの行く末は──。
#2 10月2日(月)配信
旧統一教会との戦いは最終局面へ!鈴木エイト氏激白「ハルマゲドンが始まった」
昨年、安倍晋三元首相が凶弾に倒れたことで、一気に社会問題化した旧統一教会(世界平和統一家庭連合)。同教団追及に孤軍奮闘してきた鈴木エイト氏に話を聞いた。
#3 10月3日(火)配信
TBS、住友商事に米大物アクティビストまで登場!「東郷神社」が巨額マネーに翻弄された理由
日本海でロシアのバルチック艦隊をせん滅し、日露戦争を勝利に導いた東郷平八郎を「軍神」として祭る東郷神社。その境内は、国内外の巨額マネーに翻弄された歴史が刻まれている。
#4 10月3日(火)配信
安倍氏喪失で名実共に政治力衰退か、「神道政治連盟」会長の親戚に巨額横領スキャンダル発覚
全国の神社を包括し、日本最大の信者数を誇る神社本庁。その「政治部隊」といえる神道政治連盟が揺らいでいる。最大の後ろ盾を失っただけでなく、新たな醜聞も起きているからだ。
#5 10月4日(水)配信
みすず学苑を経営、ワールドメイト深見東州教祖が明かす「ヘンリー王子」来日の訳
コロナ禍や旧統一教会問題で宗教を取り巻く環境が激変する中でも、ワールドメイトは信者数を増やしている。どんな戦略を立てているのだろうか。安倍晋三元首相と親交のあった深見東州氏を直撃した。
#6 10月5日(木)配信
【独自】公明比例票が次回選挙で600万割れも!幸福実現党は内部で選挙撤退論?宗教の政治力が没落危機
旧統一教会の問題で注目を集めたのが、宗教と政治の濃密な関係だ。支持政党を持つ創価学会と幸福の科学は、それぞれの事情から没落の危機に直面している。
#7 10月6日(金)配信
創価学会がSNS投稿者を提訴!批判分子を「狙い撃ち」する巧妙手口
執行部を公然と批判する学会員の除名をこれまで行ってきた創価学会だが、批判的なSNS投稿の排除にも乗り出している。著作権を駆使して批判分子を狙い撃ちする巧妙な手口とは──。
#8 10月7日(土)配信
旧統一教会の解散命令でカルト宗教の「地下化」が始まる!教団の海外移転、ネット布教が激増へ
「毎日新聞」が9月に実施した世論調査で、旧統一教会への解散命令請求に賛成する人は86%に上った。大多数が万歳三唱で歓迎する「正義の裁き」というわけだが、思わぬ落とし穴もある。
#9 10月8日(日)配信
創価大学で「普通の大学化」進行中、宗教活動より就職活動に熱心な最新学生事情
創価学会の名誉会長、池田大作氏が創立した宗教系大学、創価大学。かつては学会活動こそが学生の本分とされた学風も様変わり。こと就活においては普通の大学化が進んでいる。
#10 10月9日(月)配信
真如苑の“誰でも霊能者になれる”布教モデルを大解剖!女性信者をとりこにする「接心」とは?
少子高齢化や新宗教への風当たりが強まることで信者獲得に苦しむ教団が増える中、巨大教団の中でほぼ唯一、教勢拡大を続けるのが真如苑だ。その人気の秘密に迫る。
#11 10月10日(火)配信
立正佼成会が核家族化と共働き増加で信者激減!?「アンチ創価の雄」に試練の逆風
新宗教界において、創価学会に次ぐ事実上のナンバー2の座にいるのが巨大教団、立正佼成会だ。言わずと知れた創価学会のライバルだが、目下、その教勢を急速に落としている。
#12 10月11日(水)配信
天理教のお膝元・天理市の財政に暗雲、「寄付金急減」の異常事態が判明!
奈良県に一大宗教都市を築いた天理教。しかし、信者数減少に歯止めがかからず、天理市への寄付金は急減。莫大な寄付に支えられてきた市の財政が傾きかねない事態に直面している。
#13 10月12日(木)配信
PL教団「教主不在」で新宗連の活動休止の異常事態、内部で一体何が起きているのか
PL学園野球部の活動休止が話題となったPL教団が、新日本宗教団体連合会の活動を休止していることが分かった。教主不在が続く教団内部で一体何が起きているのか。
#14 10月13日(金)配信
生長の家が極右から自然志向のリベラルへ変貌した理由、総裁親子3代の間に「思想転向」の激変
かつて国内右派の代表格だった生長の家は、今や自然志向のリベラル派に変貌した。その背景に親子3代の「思想転向」があったことを、谷口雅宣総裁が明かした。
#15 10月14日(土)配信
創価学会員が集まるマッチングアプリに潜入!宗教2世の最新婚活事情とは?
2世信者の多くが、結婚相手選びで悩みを抱える。そんな中、創価学会員たちはマッチングアプリ内の「学会員専用グループ」でパートナーを見つけているという。
#16 10月15日(日)配信
福島原発処理水の海洋放出で「トンデモ説」を布教、伝統宗教の大罪
2011年の福島第一原子力発電所事故以降、地元の人々は放射能と被ばくを巡るさまざまなデマや風評被害に悩まされてきた。福島県在住のジャーナリスト林智裕氏は「伝統宗教」の影を指摘する。
#17 10月16日(月)配信
三井不、伊藤忠も登場!神宮外苑再開発と東京五輪を巡る「神社&政官財」の深過ぎる関係【人脈図付き】
ユネスコの諮問機関であるイコモスが9月、計画撤回を求めたことで国際問題の様相を呈する明治神宮外苑の大規模再開発。外苑の大地主、明治神宮を傘下に置く神社本庁とその関係団体、さらに外苑再開発や東京五輪に深く関わる政官財のキーパーソンの密接な人脈を大図解で明らかにする。
#18 10月18日(水)配信
創価学会元理事長の2世が語る宗教と政治のリアル、公明党支援をやめて投票所で「手が震えた」
旧統一教会を巡り、焦点となったのが政治との関わりや、宗教を信仰する家庭に生まれた2世の問題だ。政治に熱心な創価学会で理事長などを歴任した正木正明氏を父に持つ伸城氏に「宗教と政治」のリアルについて聞いた。
#19 10月20日(金)配信
大川隆法は「一国の主」になりたかった!幸福の科学教祖の長男“神の子”が語る父の実像
幸福の科学創始者の大川隆法総裁が今年3月、66歳で死去した。その長男・宏洋氏は2018年に動画投稿サイトで教団との決別を宣言し、東京・赤坂でイベントバーを経営する。バーを訪ねると、「ゴッドチャイルド」のTシャツを着た「神の子」が、亡き父の実像を語り始めた。
#20 10月21日(土)配信
巨大宗教は没落してもカルトは不滅!?「カルト被害」に遭わないための3カ条、学生狙う新たな勧誘手口も
巨大宗教が没落の危機にひんし、「宗教離れ」が加速する中でもカルトの被害は後を絶たない。カルトの最新動向を明らかにするとともに、弁護士らが語る「カルト被害に遭わないための3カ条」をお届けする。