完璧な家事メンが実践する
5つのルール

 家事を手伝っているのに怒られる理由はご理解いただけたでしょうか。ここからは、具体的に怒られないための解決策を5つご紹介します。これらの解決策を実践すれば、妻との関係を改善できるでしょう。

理想の家事メン①妻の家事ルールや基準にあわせる

 妻が普段どのように家事をしているか知っていますか?わからない方は、妻の家事を観察してみましょう。妻のやり方を参考にすると、家事の質が上がりますし、妻も喜びます。また、妻に聞いてみることも大切です。

 例えば、「シンクはどうやって拭くの?」「コンロはどうやって掃除するの?」と具体的に質問することで、妻は夫が「自分がやっている家事に興味を持ってくれている」と感じ、嬉しいものです。さらに、あなたが主体的に家事に参加することで、きっと怒られる回数が減るでしょう。

理想の家事メン②期限を確認する

 妻に家事を頼まれたらすぐにやるか、いつまでにやる必要があるか、を確認しましょう。すぐにやれることならば、返事だけでなく行動に移すことが重要です。すぐにやれないならば、「今ちょっと忙しいから、30分後にやるね」と具体的な時間を伝えるとなおよいです。

 また、「今日中にやっておくね」と曖昧な時間ではなく、「午後5時までにやっておくね」と明確な時間を伝える。これで、妻はあなたが家事をすると安心できますし、あなたのことを信頼するでしょう。

理想の家事メン③感謝を言葉で伝える

 あなたは、妻がやってくれた家事に対して、「ありがとう」と言葉で伝えていますか?
「ありがとう」と伝えるだけでなく、「おいしかったよ」「きれいになったね」と具体的に褒めることも効果的です。あなたがやった家事に対しては「ありがとう」と言われたら、「どういたしまして」と返すだけでなく、「いつも大変な家事を1人でしてくれてありがとう」「また一緒にやるね」と妻の気持ちを受け止めることも大切です。感謝の言葉は相手も喜びますし、自分への信頼も得ることができます。

理想の家事メン④家事に見返りを求めない

 自分が家事を手伝ったときは、ホメてオーラを出し過ぎていませんか?慣れない家事を一生懸命してくれたことには、妻も感謝しています。しかし、365日毎日家事をしている妻からすると、正直、食器洗いを一回してくれただけで、ドヤ顔されたらイラっとしてしまいます。普段から妻に感謝を伝えていない夫に対してはなおさらです。

 ここは、ホメてほしい気持ちをグッとこらえて、淡々と家事をこなしましょう。家事は夫婦で分担するものであり、特別なことではありません。夫が家事をすれば、妻の負担を減らすだけでなく、自分の生活環境を整えることにもなります。家事は自分のためでもあるのです。そのことを意識して、自然に家事をする姿勢を見せましょう。妻は夫の素直な態度に、好感や愛情を感じるものです。

理想の家事メン⑤「手伝い」ではなく「分担」

 そもそも家事は妻のすることなのでしょうか?家族はチームです。役割分担をして、協力することを意識すれば、「(妻の仕事を)手伝う」という発想にはならないはず。そのために、家事は「手伝う」のではなく「分担する」「協力する」という意識改革をしましょう。家事は夫婦で共有するものであり、妻の仕事ではありません。家事をすることは夫婦のためでもあります。そのことを意識して、家事に対する姿勢を変えましょう。妻は夫が家事に対して真剣に取り組んでくれていると感じますし、夫を心から頼りにします。