ラオス初の本格的な「鉄道」開業!スタバも初上陸で旅行するなら今【写真あり】写真提供:地球の歩き方書籍編集部

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「ラオス初の本格的な「鉄道」開業!スタバも初上陸で旅行するなら今【写真あり】」です。コロナ禍の影響で約3年ぶりの改訂となった『地球の歩き方 ラオス』。今回のトピックスは、なんといっても、「無鉄道国」だったラオス初の本格的な鉄道です。これによりラオス北部の旅行プランはガラリと変わりました。また、ラオス初のスタバや大型スーパーマーケットの情報など、これまでにないラオスの姿を見るなら今! 渡航前の予習に、妄想旅に、たっぷりご覧ください。(文・写真/地球の歩き方書籍編集部)

ラオス初の本格的な鉄道の乗り心地は?

ラオス初の本格的な「鉄道」開業!スタバも初上陸で旅行するなら今【写真あり】首都ビエンチャンとルアンパバーンをわずか2時間で結ぶ急行

 これまで、ラオスの鉄道は首都ビエンチャン近くに隣国タイから続く短い線路があるのみでしたが、2021年に開通した路線は、ビエンチャンから、アウトドアアクティビティが盛んなバンビエン、世界遺産ルアンパバーン、さらに北部の主要都市を通って中国本土まで続く本格的なもの。これにより、従来は飛行機やバスに頼らざるを得なかったラオス北部の移動が何倍も便利になりました。列車は急行と普通の2種類。急行はEMU(Electrical Multipul Unit)と呼ばれ、白地にラオスの国旗カラーでもある赤と青をあしらった車両。このスタイリッシュな電車が、北部の山岳地帯を突き抜けるように走ります。

ラオス初の本格的な「鉄道」開業!スタバも初上陸で旅行するなら今【写真あり】「ラーンサーン」号。それは、国のシンボルでもあるゾウのごとく

 東南アジア諸国の中でも、数少ない“無鉄道国”だったラオスにとって、鉄道開通は悲願ともいえるもの。それだけに、ラオス政府や国民からだけでなく、諸外国からも強い期待が寄せられています。急行列車の愛称は、百万頭のゾウを意味する「ラーンサーン」号。ラーンサーンはラオスの旧国名でもあり、ラオスの人々が鉄道に込める思いも見えてきます。海外からの旅行者にとっては、キャパシティが限られている飛行機や、時間がかかるバスに頼ることなく、柔軟に旅程を組む上での大きな武器になるでしょう。