誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
「思い込み」という病
最近、アテクシはYouTubeで見かけたある市長さんにハマっているんです。彼は若くてしっかり者で、議会での議論にも臨んでいるんですよね。
でもね、その市長さんに対して批判的な記者がいて、そのやり取りが非常に面白いんです。
ただ、ここで気になったのは、その批判的な記者が調べれば分かることを調べずに、自分の思い込みで攻撃してくるところなんです。
発言力の大きい人
それを見て感じたのは、発言力の大きい人が物事をよく知っているとは限らない、ということ。
例えば、新聞の有名な記者が何かについて質問すると、その質問自体が誤りだったり、事実ではなかったりすることもあるんです。
発言力があるからといって、その人がよく知っているかどうかは別問題。だからこそ、私たちは情報を受け取る際に、自分で吟味して考えることが重要なんです。
自分の頭で確かめるクセをつける
発言力の大きな人が言っていることが事実かどうか、自分の頭で確かめることが大切です。特に自分自身も、調べれば分かることなのに、思い込みで発言することは避けるべきです。
発言力の大きな人の意見は魅力的に聞こえることがありますが、それが真実であるとは限りません。情報を受け取るときは冷静になり、自分で確かめるクセをつけましょう。
人間だからこそ、誰しも思い込みや誤解が生じることはあります。しかし、そのことを悪用する人もいるため、注意が必要です。デマや誤った情報が広まらないように、私たち一人ひとりが責任を持って行動することが大切です。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。