「Endless SHOCK」が19億円超
「滝沢歌舞伎ZERO」は8億円
早速、チケットの売上額を見ていこう。
昨年に最もチケット売り上げが多かったのが、Endless SHOCKだ。ステージ数は87回に上り、動員人数は14万8000人。推計の売上額は19億4000万円となった。
堂本光一のEndless SHOCKは帝国劇場で開かれる。大阪や福岡などで地方公演も少なくない。公演回数が多いのはこのためだ。2階席も人気だ。理由は、堂本光一がステージ上空を飛び回る、名物の「フライング」があるからだ。
一方、滝沢秀明がプロデュースする「滝沢歌舞伎ZERO」は8億2000万円だった。ただし、ステージ数は53回となり、Endless SHOCKを大きく下回っている。滝沢歌舞伎の東京での会場は、新橋演舞場。1回当たりの売り上げはそこまで多くはない。
滝沢秀明がプロデュースする「JOHNNYS’ IsLAND」の売上額は5億8000万円だった。たくさんのジャニーズJr.のメンバーが出演する同舞台は、ジャニーズ事務所にとって重要だ。滝沢が去った後は、23年には東山紀之、堂本光一、井ノ原快彦の3人が演出を担当した。24年からは、堂本光一がスーパーバイザーとなり、リニューアルされる。
主要な5つの舞台は、年間で253回開かれ、39万5000人を動員。チケットの売上総額は46億8000万円に上った。まさにジャニーズにとっては大きな存在感があるといえる。(敬称略)