「好きな女性アナウンサーランキング」も今年で4連覇。その人気から、メディアは「フリーアナウンサー転向」とさんざん書いてきたが、弘中さんはやんわり否定する。
「フリーアナウンサーも素敵な仕事ではあると思うんですけど、私は人を信用するのにちょっと時間がかかるタイプ。今はテレビ朝日での10年間で培ってきた信頼できる仲間たちがいるので、じゃあフリーになってゼロからもう一度、その信用を作るかとなっちゃうと足踏みしちゃう。すごく信頼できる人がいたらいいんですけど、あまりいないので」
ただずっとアナウンサーかというと「今はそうですけれど、5年後はシンガポールに住むとか言うかもしれないですし、それはわからない」と先は決めず、流れに身を任せるという。
具体的にやりたいことはないと話す弘中さんだが、目指す女性像はある。
「何か自分でやりたいことがあるというより、外から見て『あの人、仕事もプライベートも両立してキラキラして輝いていて、すごく憧れる』という女性になりたいという思いは非常に強いです。テレビ朝日でいうとドラマを何度もヒットさせているプロデューサーの先輩であったり、子どもを育てながら女性で管理職をやられている人だったり。そういう人たちをかっこいいと思う。30代、40代、50代でもそういうふうに働きたい。だからやることは正直なんでもいいと言えばなんでもいいんです(笑)」