開発にはパートナー企業である(Webサービスやアプリの受託開発を行う)Get Itと共同で取り組みました。彼らから『出店者のコミュニティーの中に(移行ツールの)ニーズがある』と提案を受け、提供に至りました。

──競合であるBASEをどのように見ていますか。

BASEはフリーミアムですぐに利用開始できるという点で優れています。しかし、趣味ならともかく、真剣にECに取り組むのであれば、より多くの機能が必要になるでしょう。

ショップの移行は時間も手間もかかる大変な作業です。真剣に商売を考えているのなら、最初から多機能なShopifyを使うべきだと思います。

──BASEからShopifyにショップを移行する事業者は多いのでしょうか。

Shopifyは日本では、中・大規模の事業者を中心に利用が進みました。しかし、特にコロナ禍では、小規模な事業者がShopifyを使って新規でECを立ち上げたり、他のプラットフォームから移行してくるケースが増加しました。BASEだけでなく、「STORES」や「カラーミーショップ」などからもです。そのような事業者は簡単にショップを移行するためのツールを必要としていました。

Shopifyはもともと小規模の事業者のために設計されています。フォーチュン500に載るような大企業が利用しているのは、単に我々がとても優れているからです。

世界的に見れば利用者のほとんどは小規模の事業者ですが、日本では少し勘違いされているようです。「ゴーゴーカレー」や「A BATHING APE」のような有名ブランドでなければ使いこなせないのではないかと。決してそんなことはありません。Shopifyは小規模の事業者のために設計されています。

──STORESなどBASE以外のプラットフォームからの移行ツールを提供する予定はありますか。

その可能性はあります。我々は全て(のプラットフォーム)を見ています。

「WooCommerce」「Etsy」「Magento」「BigCommerce」「Squarespace」など、グローバルなプラットフォームからの情報移行機能は提供してきました。

繰り返しになりますが、このツールの目的は、「Shopifyを使ってより真剣にECに取り組む」と決断した人たちの移行を支援することにあるのです。