Go Visionsではサービス開始に向けて開発体制を強化すべく、10月30日にSTRIVE、HIRAC FUND(マネーフォワードベンチャーパートナーズ)、epiST Venturesおよび複数の個人投資家を引受先とした第三者割当増資と金融機関からの融資により総額で1.1億円を調達した。
まずはサービス開始に先がけ、11月7日より先着8000家族限定で実施する無料体験の登録受付を本日から始める。
日本の画一的な教育システムを変える
Go Visions代表取締役の小助川将氏は新卒で戦略コンサルティングファームへ入社。その後はリクルートで事業開発や人事組織コンサルティング、グリーでプロダクト責任者として複数のプロダクト運営などに携わった。
そんな小助川氏が教育領域で会社を立ち上げのは前職・LITALICOでの経験が大きい。同社では執行役員や子ども向けのプログラミング教室・ロボット教室事業「LITALICOワンダー」の事業部長を歴任。特にLITALICOワンダーの現場では、ものづくりに没頭する子どもたちをたくさん目にしてきた。
たとえば学校が合わず不登校になっている小学生の子が「Pythonにものすごく興味がある」と言って目を輝かせながら、熱心に教室に足を運ぶ。そんな光景を何度も見た。
小助川氏自身の長男もロボット開発に“どハマり”した結果、小学3年生時にロボコンの世界大会で入賞を果たし、その後孫正義育英財団の第3期支援人材に選ばれるまでになった。
「子どもの好奇心によるエネルギーの凄さを強く感じるとともに、これからの時代に親に求められるのは『子どもの好奇心サポーターになること』だと思いました。長男は決して天才児というわけではないですが、好奇心に従って興味があることに一歩踏み出したことで彼の世界がとてつもなく広がった。もっと子どもたちの興味や好奇心を育めるような仕組みを作れないかと考え、事業を立ち上げることを決めました」(小助川氏)
小助川氏によると日本の小学校の教室の様子は約150年前からほとんど変わっていないそう。同年齢の子どもたちが同じことを、同じペースで、同じやり方で教わっていくという“画一的な教育システム”は、今の時代には必ずしもマッチせず、子どもの可能性を閉ざしてしまう場合さえある。
起業の道を選んだ根底には「日本の画一的な教育システムを変えたい」という思いがあったという。
オンラインテーマパークで1人1人の個性を伸ばせる環境を
そんな背景から考案したSOZOWは、まさに子どもたちが自らの好奇心に基づき、さまざまなアクティビティに参加できる場所だ。