「習い事はSOZOWさえあれば十分」を実現へ
ビジネス的な観点では、まずは習い事市場のオンライン化とリプレイスを狙っていくのが目標だ。
子どもを「プログラミング教室」「YouTuber講座」など複数の習い事に通わせようと思うと、通常は習い事の数だけ入会金や月謝が発生し負担も増える。子どもが複数人いる家庭であれば、なおさらその負担は大きい。
SOZOWの場合は1つのサービス上でさまざまなアクティビティを体験できる上に、月に4つのアクティビティに参加しても月額1万1000円(チケット料金+システム利用料。入会金は別途1万円)で済む。保有するチケットを家族間でシェアしてもいい。
早ければ2021年春を目処に、審査に通過した大人が自分の好きなことや得意なことに関するアクティビティを自由に配信できるプラットフォームへと進化させる方針。小助川氏の中では「ココナラの小中学生版のようなイメージ」に近いそうで、多様なアクティビティが飛び交うようにすることで「習い事はSOZOWさえあれば十分という世界観を作っていきたい」と話す。
「参入障壁自体は高くない領域なので、どこよりも早くこの分野でナンバー1のプレイヤーという認知を獲得していきたいと考えています。今回調達した資金はそのためのマーケティングやコンテンツ開発に投資をするのが目的。ゆくゆくはオープンプラットフォーム化や、蓄積されたログを活用した取り組みを進めながら『子どもの個性や好奇心がよくわかり、さらにそれをしっかりと育めるサービス』にしていきたいです」(小助川氏)