標高約300メートルの山間にある小千谷市冬井地区の棚田
標高約300メートルの山間にある小千谷市冬井地区の棚田 すべての画像提供:高の井酒造

日本有数の米どころとして有名な魚沼地域に位置する、新潟県小千谷市。同市は信濃川と魚沼の語源となった「魚野川」の水が集まる地点でもあり、大地の隆起と河川のはたらきによって作り出された河岸段丘を利用して、人々は田んぼを広げてきた。

私たち高の井酒造は前身の“山﨑酒造場”の時代を含めると、江戸時代後期から約130年にわたり酒造りに取り組み続けている。酒米の契約栽培をお願いしている小千谷市冬井地区は標高約300メートルの山間にあり、つづら折りの道を登っていくと信濃川を望む里山に美しい棚田が広がっている。そんな素晴らしい自然環境を守り、そして広く知ってほしい──そんな思いから、冬井地区の棚田米を100%使用して醸した日本酒が「田友(でんゆう)」だ。

田友は2007年の発売後から、さまざまな改良や新商品開発などを行い、ファンの人たちに喜んでもらえる酒造りを続けてきた。さらに2018年には、私たちが想い描く究極の味わいを目指し、史上最高の精米歩合30%、少量仕込み、手造りにこだわった日本酒「田友 手造りプレミアム」を発売した。

そして2020年秋、私たち高の井酒造は新たな挑戦を始めることにした。現在、応援購入サイト「Makuake(マクアケ)」限定で精米歩合30%、発酵微炭酸を封じ込めた「純米大吟醸手造りプレミアム 生原酒」と棚田米100%で醸す異なる精米歩合で表現する「特別純米手造りプレミアム 生原酒」の2種類の「田友 手造りプレミアム」の“生原酒”を限定販売している。

(左)「田友 特別純米手造りプレミアム 生原酒」(右)「田友 純米大吟醸手造りプレミアム 生原酒」
(左)「田友 特別純米手造りプレミアム 生原酒」(右)「田友 純米大吟醸手造りプレミアム 生原酒」

なぜ、私たちは新しい挑戦を始めることにしたのか。その裏側にある思いについて、語っていく。