普通に思いつくニーズ
以外の付加価値を見つける
観葉植物は、「観て楽しむ」という“癒やしのニーズ”が強い商品です。そのため、モデル店舗でも、すでに観て楽しむ商品をいろいろとそろえているでしょう。
そのとき、観て楽しむ以外に、観葉植物がお客さんに与えられる付加価値はないのかと考えてみるのです。
そう考えてみたところ、自分が観葉植物を育てたとき、「どんどん大きくなるのが楽しかった」ことを思い出したとします。
同じ商品カテゴリでも
楽しみ方の提案は違う
これは、一般的な観葉植物と同様に「③癒やし」(ホッとする、気持ちが落ち着く)という側面がありますし、もしかしたら、「②学び・教育」(勉強になる、ためになる)という欲求(ニーズ)も満たせるかもしれません。
そう考えると、観葉植物の「生き物として成長させる楽しみ」を提供できるようなショップだったら面白いのではないか、というニッチが浮かびます。
ネットショップだけでなく
リアル店舗からヒントを得る
そこで、「30cm以下のミニサイズの植物をそろえて、その成長を1年間フォローするというのはどうだろう?」「大きく育ったら、決まった金額で買い戻すのも面白いかもしれない」などと、発想をふくらませていきます。
また、モデル店舗は、ネットだけでなく、リアルの店舗でも見つけていきましょう。
なぜなら、実店舗のネットショップでは扱えない商品構成や店内ディスプレイなどが参考になるからです。
楽しみながらリサーチすれば
思わぬヒントが転がり込む!
私が、2000円で販売していたカリフォルニアワインの「ナパ・セラーズ」が、玉川髙島屋S・Cのワインショップで5000円で売られているのを見つけたのも、リアルの店舗をリサーチしたからこそです。
「こんなお店がいいな」と気になるショップは、すべてチェックするくらいの勢いでもいいでしょう。
そもそも自分が好きなものなのですから苦にならないはずですし、むしろ楽しめるはずです。
※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。