青ヒゲに悩むなら
医療レーザーも選択肢に

 ヒゲを毎日そっているのに目立ってしまう「青ヒゲ」。そもそもなぜ黒いヒゲが青くみえるのでしょうか。

「青ヒゲは黒いヒゲが皮膚の下にあると光の屈折の関係で青く見える現象。青あざも同様な現象で、血液が固まると黒くなり、それが皮膚の中にたまると青く見えるというわけです」

 特に肌が白く、ヒゲが濃い人は青みがはっきり見えてしまいます。ヒゲのそり方は影響しません。加齢によりヒゲが白くなることや、日焼けで肌が黒くなることで多少目立たなくなりますが、すぐに解決したい人は、医療レーザー脱毛という選択肢があるとのこと。

 医療レーザー脱毛は黒い毛に反応して、「毛乳頭」という毛の根っこを特殊なレーザーで破壊することで脱毛します。根本から毛がなくなるので、青ヒゲもなくなるということです。医療レーザー脱毛をすることに抵抗がある人も多いと思いますが、肌への負担はどうなのでしょうか。

「カミソリを使えば、少なからず肌にダメージを与えます。医療レーザー脱毛をすればヒゲそりが不要、つまり肌を傷つけることもないので、肌荒れの心配も軽減されます。青ヒゲだけではなく、毎日のヒゲそりから解放されたい、肌荒れに悩んでいる人にもメリットがあります」

 これから医療レーザー脱毛を考えている男性が、注意すべき点についても聞きました。

「価格だけで判断せずに、事前に分かりやすく丁寧な説明がある病院を選ぶことが大切。また、脱毛後は多少の肌トラブルが出る可能性もあるので、アフターケアがしっかりしている病院を選んでください」

 ヒゲそりによる肌ダメージを防ぐためには、肌を清潔に保ち、正しいやり方でそり、しっかり保湿することが大切。毎日のヒゲそり習慣を見直すだけで肌への負担は軽減できます。ぜひ明日から試してみてください。

(監修/森原繁 もりはら皮ふ科クリニック院長)