高価格、車体の重さ、航続距離が欠点だが
運転しても疲れないメリットも
まず、値段が高い。蓄電池のコストが高いために、どうしてもガソリン車より製造コストが高くなりますが、国などの補助金があるのでまあ納得できる値段に最後は落ち着きます。
二つ目の欠点は、車体が重いこと。これも電池の重さが原因です。そして三つ目に、航続距離が短い。カタログスペックより実際は、もう少し航続距離は短いものです。私の場合は充電満タンで表示される距離はモデルYが430kmぐらい、ドルフィンが400kmぐらいです。
ただ、こういった欠点が実際にドライブに出かけると、逆に利点になるから面白いものです。エンジンがないせいで、まず音が静かです。重くて重心が低いせいでしょう、走行中も安定して揺れをあまり感じません。結果、運転をしていても疲れないのです。
地味に楽になったことの一つが、ガソリンスタンドに立ち寄らなくてもいいことです。帰宅したら、自宅の車庫のコンセントから充電できるのです。
私の自宅は60A契約をしています。それまでガレージに設置してあった100Vの普通のコンセントからでも一晩で10%ぐらい、距離にして50km分ぐらいは充電できます。ドルフィンを購入した際には6万円ほどお金をかけて200Vのコンセントを新規に設置しましたが、それ以降は倍以上の距離が充電できるようになりました。
この体験からわかるのは、世の中の消費者でEVに向いている人と向いていない人がいることです。