解析の結果、3歳の時点で早く就寝した子どもほど、小学校1年生時の学力が高かった(就寝時間が「18時~20時」「21時」「22時」「23時以降」の児童の平均点は、国語はそれぞれ71.2±19.7点、69.3±19.4点、68.3±20.1点、62.5±21.3点、算数はそれぞれ70.3±21.8点、67.6±22.0点、66.9±22.6点、61.8±25.4点)。重回帰分析の結果、3歳時点の就寝時間は小学校1年生時の学力と関連していることが分かった。

 一方で、睡眠の長さ(「6~8時間」「9時間」「10時間」「11時間以上」)と学力の間には有意な関連は認められなかった。

就寝時間が遅い子どもほど、勤勉さが低下

 非認知能力との関連については、3歳時点の就寝時間は自尊心との関連は見られなかったが、就寝時間が遅い子どもほど勤勉さは低下し(就寝時間18~20時に対するオッズ比は、「21時」1.98、「22時」2.15、「23時以降」2.33)、思いやりが弱かった(同じくオッズ比は「22時」1.76、「23時以降」2.15)。

 研究グループは、今回の研究には、転居などの理由で小学校まで追跡できなかった子どもが多かったこと、非認知能力は子どもたちの自己申告に基づいていることなどの限界があるとしながらも、「子どもの性別や3歳時点の精神発達、家庭の経済状況とは関係なく、3歳時点の就寝時間は小学校1年生時の国語と算数の学力と関連していることが分かった。また、幼児期の就寝時間の早さと非認知能力の高さとの間には正の関連があることも初めて示された」と結論付けている。(HealthDay News 2024年1月22日)

Abstract/Full Text

https://www.nature.com/articles/s41598-023-48280-5

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