正解は 2

解説 ①のように、事業内容を読んで、よく知らない単語が出てきた場合は、しっかりと調べましょう。事業内容を知らずに投資するなど、あってはならないことです。

②の「機関投資家」というのは、生命保険会社・損害保険会社・銀行・年金基金・政府系金融機関・ベンチャーキャピタルなど、個人投資家とは比べものにならないほど巨額の資金を株式や債券で運用している大口投資家のことをいいます。

そのため、機関投資家と聞くと、「大量に売買しそうだ」「個人投資家には太刀打ちできない」というイメージが強くなりがちです。

ところが、大株主の名簿に機関投資家が名を連ねているからといって、「近い将来、大量に売られて株価が下がりそうだ」と考えるのは少し早計だと思います。

機関投資家の
目的や思惑

機関投資家にも、短期的に大きな値上がり益を得ることを目指す投資会社(投資ファンド)もあれば、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のように中長期的な保有を目指すケースもあります。

大株主の機関投資家がどういった目的や思惑で株を保有しているかを考えるといいでしょう。

大株主の顔ぶれを
知っておくように

③を実際に調べてみると、筆頭株主「山川雅之」は同社取締役で、2番目の大株主「裙本理人」が社長です。

それにしても、なぜ社長よりも取締役が3.6倍以上の株式数を保有しているのか? ここでは詳らかにしませんが、そうした情報も④の会社の変遷とからめて、調べてみるといいでしょう。

ポイント 大株主の構成は必ずチェックしておく

※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。