近年、人間関係の悩みや生きづらさを解消するキーワードとして注目されている「自己肯定感の向上」。自己肯定感が低く敏感すぎる人は、他人の目が気になり、なかなか自分の意見が出せないなどの特徴があるという。心理カウンセラーの根本裕幸氏は、正しいプロセスを踏めば、7日間で自己肯定感がアップすると語る。2日目に取り組むのは“思春期の思い出”との対峙。その具体的な方法とは?
自分の「過去」向き合い
ありのままの自分を「感じる」
自著『7日間で自己肯定感をあげる方法』のなかでは、森下えみこ先生の可愛らしいまんがの中で、主人公が自分の心と向き合い、少しずつ変化しながら自己肯定感をあげていくプロセスを7日間にわたって描きました。本稿では、7日間のうち2日目に行うプロセスご紹介します。
<2日目のプロセス>
2日目は、今の自分をつくった「過去」に注目していきます。人は何かと過去を引きずり、今を生きられていないことがたくさんあります(例:何年も前の失敗を引きずってチャレンジができない、など)。すっかり忘れている過去の出来事が原因で人目を気にする自分になっていることもあります(例:小学生のときに友達に言われた言葉がきっかけで人が怖くなった、など)。
そのため、2日目は中学・高校時代を振り返って、今の自分がどうつくられてきたのかを探っていきましょう。