家庭内で不良在庫化していたモノ(1)
クレーンゲームで獲ったぬいぐるみ
増えていくぬいぐるみの悩みは、最近よく耳にするようになりました。飾るのが難しくなり、カゴに移したけれど、そこからもあふれるようになってしまった。今後もまだまだ増えるかもしれない、どうしよう…と。
聞けば、ぬいぐるみは子どものモノでも、クレーンゲームをやっているのは大人、ということも多いようです。お父さんがYouTubeで攻略法を学び、ここぞという時には大人ならではの資金力を発揮して、ぬいぐるみをゲット→子どもにプレゼントしているケースを何件も知っています。
本人(もしくはプレゼントする相手)が本当に欲しいモノが獲れて、その1回で終われば特別な思い出の品にもなり得るけれど、ほとんどの場合、そうではないですよね。
クレーンゲームというのは、獲れるか獲れないかの勝負体験に課金していて、狙ったモノが獲れる瞬間が楽しさのピークなのでしょう。なので、何度でもチャレンジしたくなる。狙うモノも、好きかどうかよりも、獲れそうかどうか、チャレンジしがいがあるかどうかで決める場合もあるはずです。そうやって手に入れたぬいぐるみはもはや「勝負体験のおまけ」で、持ち帰ったそばから急速に魅力がなくなってしまうのだと感じます。
出しておくのはお気に入りor最新のぬいぐるみだけにして、残りは邪魔にならない場所にまとめておくのはいかがでしょうか。そして、増え過ぎたら「思い出の鮮度」で残すモノを絞りましょう。
いつだっけ?どこで獲ったんだっけ?どういう状況だったっけ?が思い出せないモノから手放すことを検討してもよいのではないでしょうか。写真を撮って処分も良いけれど、ぬいぐるみ本体を撮るよりも、ゲーム中の様子…狙ったモノを獲った瞬間、獲れたぬいぐるみを手にして嬉しそうな子どもを動画で撮って残す方が、本来の価値に近いのではないかなと感じます。
また、ぬいぐるみが新品同様なだけに「売れないか…?」と考える人は大変多いのですが、経験者に聞いた話では残念ながらほとんど値がつかないようです。