AIと対話しながら改善を依頼
条件を加えて精度を上げる
こうした問題点を解消して「合格レベル」のESに近づけていくためには、次のような「改善」のプロセスが必要だ。まず、図3の「#条件」に、問題(1)~(3)の内容を修正するよう指示を加えた。すると「修正後イメージ」のような文章が再生成される。この時点で、自分と企業の接点に関する不自然な記述がなくなり、文章全体が自己PRの内容に絞られている。
なお「具体的なアクション」は、図2の「#具体的にアピールしたいエピソード」に「TOEICスコアが○○○点台で足踏みしていたが、□□を工夫して半年で900点を達成した」など、数値を入れて取り組みを書き足し、さらに、「#条件」には「アクション1~3の数値や体験は、事実に基づいて作成してください」と指示することで回答の精度が向上する。
改善作業は、希望する構成と基調となる表現方法をAIに生成させて(図2)、対話しながら必要な事項を足し、不要要素を削除していくプロセス(図3)である。