正解は3
解説 ①株価チャートをみると、10倍に急騰したあと10分の1に急落しています。この要因は、必ずチェックしなくてはいけません。
この場合、「ペッパーフードサービス(会社名)」「2017年(年)」「テンバガー(事象)」といったキーワードでネット検索すれば、いろいろな情報がヒットします。
ちなみにこのときは、立ち食いスタイルなどで顧客回転率を上げた低価格のステーキ店「いきなり!ステーキ」が好調で、新規出店を加速。
増収増益が続き、株価は安値から一時152倍も上昇しました。
株価のトレンドを重視
②業績のよし悪しにかかわらず、このように株価チャートが下落トレンドの銘柄は、基本的に手を出さないほうが無難です。
③大前提として、同じ会社であっても、過去の株価と未来の株価に因果関係はないということを踏まえておきましょう。
つまり、過去にいくら株価が高値をつけたからといって、それが、この先同じ水準まで上昇する根拠にはならないということです。
過去の天井は
未来の天井ではない
株価が一度ピークアウトして、投資家に見放された会社の株価が、全盛期の水準まで戻ることは基本的にないと思ったがいいでしょう。
すでに天井がみえてしまった会社に、新たに投資をしたいと思う投資家はいないのです。
④いますぐに投資するべき銘柄ではありませんが、もし今後、有力企業との業務提携や新規事業の成功などによる業績の好転などがあれば、時価総額98億円と小型のため、株価が現在の水準から2倍、3倍に上昇する可能性は残されています。
ポイント 株価チャートの過去の大きな株価変動は必ず要因を確認しておく
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。