仕事の言語化でまわりの負担を減らす

 対して、まわりの人から一緒に仕事をしやすいと評価される人は、曖昧な指示をすることはありません。「いつまでに」「なにを」「どのように」「どんな目的で」などを端的に伝えるのです。

 たとえば、皆さんが資料作成のお願いをされたとして、「営業用の資料つくってほしい」と言われるのと「新規営業先用に自社のサービスが細かくわかるような資料をつくってほしい」と言われたらどっちがイメージが湧くでしょうか。圧倒的に後者だと思います。

 後者の依頼であれば、なにを求められているのかが明確なため、作業に取り掛かるまでのストレスが少なくて済みます。

 納期も同じです。「なるべく早く」と言われるのと「相手の担当者が海外出張で不在になっちゃうからなるべく急いでほしい」と言われるのでは、後者のほうがなぜ急がなければいけないかの理由が明確なため、自然と優先順位も上がるでしょう。

 このようにして、大事なことは仕事の内容を誰にでもわかるように言語化することです。それだけで、まわりのストレスは大幅に軽減され、働きやすくなるでしょう。

 簡単なことですので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。