「短時間で成果を出す人」がいる一方、「頑張っているのに成果が出ない人」もいる。この違いは何だろう? 経営の最前線で20年以上、成果を上げられる人・上げられない人の差を研究してきた人物がいる。東洋経済オンライン「市場が評価した経営者ランキング2019」第1位、フォーブス アジア「アジアの優良中小企業ベスト200」4度受賞の木下勝寿社長だ。
注目の最新刊『チームX』は「世界的にみても極上レベルのビジネス書」(神田昌典氏)と評され、デビュー作『売上最小化、利益最大化の法則』は「20年に一冊の本」(人気会計士)と絶賛された。そして今、「やる気に頼らず楽しく続けられる」と話題になっているのが、ベストセラー『時間最短化、成果最大化の法則──1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム』だ。
本稿では、「がっちりマンデー!!」(TBS)公式SNSで「ニトリ」似鳥会長や「食べチョク」秋元代表が「2022年に読んだオススメ本3選」にも選抜した本書を深堀りすべく、働く人のさまざまな「お悩み相談」を木下社長にぶつけてみた。今回は買ったのに読めていない本がたくさんある人」にとっておきのワザをご紹介する(構成/藤田悠)。
どんどん増え続ける「積ん読」の山…
【今日のお悩み相談】
以前は「趣味は読書です」なんて言っていたのですが、最近めっきり本が読めなくなってきました。気づくと、ついスマホをダラダラ見てしまっています。気になる本を買うのですが、いわゆる『積ん読』状態の本が増えていくばかり…。本を読む習慣を取り戻すには、どんなことから始めればいいでしょうか?
正直なところ、私も以前に比べると、読書量が減ってきたなと感じます。
本はよく買うほうですが、買ったままになっている本もけっこうあります。
Kindleとかの電子書籍も併せると、かなりの数になるんじゃないでしょうか。
そういうわけで、手軽な解決法があるなら私が知りたいくらいなのですが…。
それでも、私がなんとか読書を続けられているのはなぜか────?
1つだけ「以前からずっと続けている習慣」があります。
本を購入したときに必ず、スマホに「なぜその本を買うことにしたのか」を記録するようにしているのです。
「読みたい!」と感じたときのワクワクを記録しておく
書籍は一冊ごとに内容が違いますから、何が書かれているのかは事前にはわかりません。
それでも「その本を買ってみよう!」「読んでみたい!」と感じるのには、何か理由があるはずです。
たとえば、
「SNS上で誰かがおすすめしているのを見かけた」
「たまたま読んだニュース記事に登場して気になった」
「前から関心があったテーマについて学べそうだった」
「ネット上で試し読みをしたら、思わず引き込まれてしまった」
とか。
本を買うとき、私たちはこのようななんらかの「期待」を抱いているわけです。
積ん読になった本を見て「うっ…」とゲンナリするのは、その「期待」が消えてしまっているとき。
本を買ってから読むまでのタイムラグのせいで、「自分が何を期待してその本を買ったのか」を忘れてしまっているのです。
ですから、積ん読を少しでも解消するには、「これ、読んでみたいな」と思ったときの感動やワクワクをきちんと残しておくべきなのです。
「目的」や「原点」を忘れると、人は行動できなくなる
私のスマホの「本を買った理由ノート」には、たくさんのメモが蓄積されています。
「この本はこういう問題意識があって買った」「◯◯について書かれていそうだと思った」というものだけでなく、たとえば「◯◯さんのX(エックス)でのポストが気になった」という場合には、ポストへのリンクURLやスクリーンショットなども貼り付けて記録しています。
それを見返していると、「そうそう、オレはこれが気になったんだよなあ」と、本を買ったときの感情や目的意識に立ち返ることができる。
私の最近のメモを見返すと、『知らなきゃいけないアパレルの話』という本について、「ユニクロとシーインの違い」「勝ち組はSPAではなくて無在庫」といった書き込みをしています。
アパレル業界では、製造から販売までを垂直統合するSPA型が主流でしたが、近年では在庫を持たないモデルにトレンドがシフトしつつあると。
ネット通販ビジネスを手がける当社にとっても、学びが多そうな内容だと判断したわけです。
あとは、『暇と退屈の倫理学』という本については、「人間は暇と退屈に耐えられない生き物。それを埋めるために競争する」「2022年、東大・京大で最も読まれた本」「オードリー若林が哲学の本で初めて泣いた」などとメモしています。
こういう情報を見返していると、「あ、やっぱりこの本、読みたいかも!」という気持ちが湧き上がってきます。
「最近、読書量が減ったなあ…」と感じている人は、ぜひ「本を買った理由ノート」を試してみてください。
(本記事は『時間最短化、成果最大化の法則──1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム』著者による特別寄稿です)
『時間最短化、成果最大化の法則』には、最短時間で最大の成果を出している人が無意識で実践している「45の法則」が一冊に凝縮。いますぐ、行動に移せるよう、ゆるさと強かさが微妙にチューニングされています。ぜひチェックしてみてください。
★最大化法則シリーズ15万部突破!★
★【がっちりマンデー!!】
「ニトリ似鳥会長が2022年に読んだオススメ本3選」に選抜!★
★有隣堂横浜駅西口店「週間総合」ベスト3入り(1/2~7)★
★谷島屋書店員が選ぶビジネス書大賞2022受賞★
★☆★連載331万PV突破! 人気ランキングベスト3★☆★
【第1位】 仕事の壁にぶつかったとき、三流は「逃げる」、二流は「乗り越える」、では一流は?
【第2位】 管理職が絶対言ってはいけない言葉【ワースト1】
【第3位】 「頑張っているのに仕事が遅い人」に共通する3つのクセ
【著者からのメッセージ】
このたび「最短時間で最大の成果を出す方法」
を本にしました。
私が短い時間で成果を出せるのは、
他の人に比べて「悩む時間」「迷う時間」が
圧倒的に少ないからです。
なぜ悩んだり迷ったりしないかというと
一回一回いちいち考えているのではなく
「法則」に当てはめ、次から次へと
ジャッジしていっているからです。
今までもツイッターで、
「法則」をいろいろとツイートしてきて
多くのフォロワーさんに支持をいただきましたが、
今回公開していない法則も含め
「45の法則」を一冊の本に凝縮しました。
この本で
「最短時間で最大の成果を出す方法」
を今すぐ手に入れてください。
『時間最短化、成果最大化の法則』
【もくじ】
★プロローグ──短時間で成果を上げ続けるための黄金法則
★第1章──すぐやる人の思考アルゴリズム
★第2章──必ず目標達成する人の思考アルゴリズム
★第3章──ノーミス人間になる思考アルゴリズム
★第4章──自分で考え行動する人の思考アルゴリズム
★第5章──成功者の思考回路をコピーする
★エピローグ──今日から「できる人」へ変身するあなたへ
【ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ】
『時間最短化、成果最大化の法則
――1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム』
木下勝寿:著
価格:1760円(本体1600円+税)
発行年月:2022年11月16日
判型/造本:四六型・並製、326ページ
ISBN:978-4-478-11582-4
ご購入はこちらから!→[Amazon.co.jp][紀伊國屋書店BookWeb][楽天ブックス]
著者累計28万部最新刊!
1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30
CONTENTS
★プロローグ 「悩まない人」が頭の中に持っているたった2つの原則
■悩まない思考の大原則① 「思いどおりにいかない」と「うまくいかない」は違う。
■悩まない思考の大原則② 問題は「解決」しなくてもいい。
★★第1部★★ 「悩まない人」は世界をどう見ているか ── 問題を問題でなくする思考アルゴリズム
★CHAPTER 1 出来事に悩まない
★CHAPTER 2 仕事に悩まない
★CHAPTER 3 他者に悩まない
★★第2部★★「悩まない人」は世界をどう変えているか ── 問題を「具体な課題」に昇華させる思考アルゴリズム
10万部突破!「ニトリ似鳥会長2022年に読んだオススメ本3選」&「食べチョク秋元代表2022年に読んだオススメ本3選」ダブル選抜!
CONTENTS
★プロローグ ── 短時間で成果を上げ続けるための黄金法則
★第1章 ── すぐやる人の思考アルゴリズム
★第2章 ── 必ず目標達成する人の思考アルゴリズム
★第3章 ── ノーミス人間になる思考アルゴリズム
★第4章 ── 自分で考え行動する人の思考アルゴリズム
★第5章 ── 成功者の思考回路をコピーする
★エピローグ ── 今日から「できる人」へ変身するあなたへ
神田昌典氏大絶賛! 「すべてのベンチャー企業の役員会議で配りたい、究極の一冊。世界的にみても極上レベルのビジネス書」
CONTENTS
★プロローグ ── 私たちの身に起きていたこと
★第1部 最悪期から復活までの道のり
PHASE1 自力で飛べない鳥
PHASE2 「チームX」の開始 ── 試行錯誤期 ~ KPI、教育の仕組み改革 ~
PHASE3 「共通言語化」という壁 ── 変革期 ~ 共通言語化、タスク管理改革 ~
PHASE4 あと一工夫が生まれる風土 ── 急上昇期 ~ 風土改革 ~
★第2部 ダブルギネスへの挑戦 ── 異次元の成長期
PHASE5 偉業への挑戦
PHASE6 変更に次ぐ変更
PHASE7 エックスデー
PHASE8 メッセージ
★第3部──5つの「企業組織病」と5つの「X(変革)ポイント」
ミリオンセラー公認会計士・山田真哉氏大絶賛!
「このレベルの本はまず出てこない、20年に一冊の本。
読まない理由がない。」
CONTENTS
★第1章 売上ゼロでも生き残れる「無収入寿命」という考え方
★第2章 売上OSが利益OSに変わる! 売上最小化、利益最大化の法則
★第3章 会社の弱点が一発でわかる「5段階利益管理」
★第4章 小さい市場で圧勝する商品戦略
★第5章 利益率29%を実現する販売戦略
★第6章 ファンの心をつかんで離さない「演歌の戦略」
★第7章 未経験者でも利益を上げ続ける人材戦略
★第8章 売上1000億・利益300億円を実現する戦略