ブラック企業に勤めながら、貯金0円から1億円を貯めた男の生活とは!?「給料が全部貯まっていくんです」と語り、独特の節約生活がSNSで大バズり! テレビ朝日、TBSなど、各種メディアや韓国や台湾、中国、タイ、ベトナムなど海外でも話題になったのが、絶対仕事辞めるマン氏だ。同氏の蓄財の道のりや、節約生活のすべてを明かした初の著書『1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活』が刊行された。節約生活のきっかけから、貯金の過程や具体的な節約テクニックまで、究極の節約思考とその実践法を丁寧に解説した1冊だ。今回はその刊行を記念し、内容の一部を紹介する。
ふつうの会社員でも、15年で「準富裕層」に!
貯金目標を立てたときに25歳だった私は、5000万円と引き換えに40歳になっていました。ずいぶん年を取ったと思いましたね。40歳なんてまだ若いんですが。
20代、30代を犠牲にして、目標金額を手にしたわけです。だから「40代以降は棒に振らないように生きていこう!」なども思いました。実際はそれ以降も似たような蓄財生活を続けることになるのですが。
「残高5000万円」の圧倒的メリット
達成してしばらくは、めちゃくちゃテンション高かったです。
「15年越しでついにやり遂げた!」
「ブラック企業から逃げずに勝てた!」
「その気になればリタイアできる!」
といったように。
貯蓄目標は上方修正したので、相変わらず同じブラック企業に勤め続けることにはなるのですが、準富裕層に到達し、メンタル的にちょっとだけ無敵になりました。
理不尽なことをされても心の中では「あっそ。いつでも辞めてやるわい」と言い返すことができます。怒られて泣いていたことも多いですし、すぐさま退職願を叩きつけたわけでもありませんが、精神的支柱に完全に寄りかかれるようになりました。
1000万円や3000万円の時は、その資金を「緊急脱出ゲート」と認識していましたが、5000万円くらいからは「開かれた出口」と認識するようになりました。
いやはや、長い道のりでしたが心はずいぶん軽くなりました。
(本稿は、『1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活』を抜粋、再構成したものです)