一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門個人投資家の純@地方公務員投資家さんが新NISAで積立をするのはこの2本。NASDAQ100は米国テック株を中心に厳選された高成長株で構成された指数です。
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2019年から投資を始めた純@地方公務員投資家さん。投資していた米国株ETF(上場投資信託)が大きく上昇し、この5年間で1000万円の含み益を達成しました。そんな純@地方公務員投資家さんの新NISAの投資法は? ザイの新NISA本の決定版『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門』の第5章「勝ち組投資家10人の戦略」から紹介します。

過去には個別株に挑戦も好成績なのはインデックス

 2019年から投資を始めた純@地方公務員投資家さん。この5年間で1000万円の含み益を達成しました。寄与度が高いのは、主に特定口座で購入した米国株ETFです。

「旧NISA口座でも、NASDAQ100やS&P500株価指数(インデックス)に連動する投資信託や、全世界株投資信託などを買い、100万円ほどの含み益が出ています」

 そんな純さんも当初は、日本や米国の高配当株を買っていました。しかし、2020年のコロナショック時にそれらの多くが損切りを余儀なくされるなど、個別株の難しさを実感。

 この経験を踏まえ、新NISAでは、「eMAXIS Slim 米国株式S&P500)」と「<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」の2本のインデックス投資信託に絞ります

「株価チャートから投資の可否を判断したり、複雑な分析をしたりはできない素人です。結局、良い成績が出ているのはインデックス投信の積立。新NISAでも定期積立します」

 一方で、この2本だけだと「刺激が少なく面白くない」とも。米国のエヌビディアやアルファベットなどテクノロジー株10銘柄に投資する「iFreeNEXT FANG+インデックス」の購入も検討中です。

恐怖指数が30を超えたら大きく単発買いも!

【新NISA勝ち組の戦略その2】急落時に大きく単発買いも! 純@地方公務員投資家さん(33歳・公務員)が買うのは「米国株インデックス投資信託2本」!

 基本的に投資信託2本を毎月積立てる予定ですが、市場全体が値を下げた時は、チャンスと見て、大きな金額で単発買いするつもりです。基準は、相場の先行きに不安が生じるほど上昇するVIX(恐怖指数)が「30」を上回った時。過去に30を超えた後は反発に転じ、半年や1年で株価が元に戻ることが多いとされています。

【新NISA勝ち組の戦略その2】急落時に大きく単発買いも! 純@地方公務員投資家さん(33歳・公務員)が買うのは「米国株インデックス投資信託2本」!

※本稿は、ダイヤモンド・ザイ編集部編『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った新NISA入門』(ダイヤモンド社)から再構成したものです。