誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【精神科医が指南】才能がなくても能力を発揮できる人の共通点・ベスト1Photo: Adobe Stock

能力が高い人の特徴

能力が高いというのは、「生まれつき才能がある」ということだと思われがちです。

たしかに、そういう人もいるでしょう。でも多くの場合、生まれつきではなく、自己研鑽によって後天的に能力は磨かれるのです。

そのためにまず大切なのは、自分自身をよく知ること。自分が何が得意で、何が不得意なのか、思い込みや先入観にとらわれることなく、素直な目で自分を見つめ直すことです。

強みを活かすのに
必要なことは?

次に大切なのは、その自己理解に基づいて、自分の環境を最適化することです。

つまり、自分の強みを最大限に活かせるよう、環境を整えていく。

これができる人こそが、能力の高い人といえます。

自分が活躍できる場
を見つける

アテクシ自身について振り返ってみると、医師としての才能が高いとは思っていません。

当初は他の分野の医師になろうとも思ったのですが、自分の適性を見極めて、精神科医の道を選びました。

精神科領域の知見を高めて、患者さんにアドバイスをしたり、医師の立場からVoicyやYouTubeで喋ったり、X(旧Twitter)や書籍で文章を書いたりするのは得意分野だと思っています。

そこに自分の強みを見出して、自分に合った活躍の場を見つけてきたわけです。

隠れた可能性が
見えてくる

このように皆さんも、何かしら隠れた可能性を秘めているはずです。

自分を素直な目で見つめ直し、自分にあった活躍の場を見つける。そうすることで、思わぬ能力が発揮されるかもしれません。

能力とは生まれつきのものではなく、自己理解と環境最適化の産物なのですから。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。