インナーと毛玉も出たニットは
厳しくジャッジ!
まず、冬物を片づける準備から始めます。
引き出し収納は、チェストから引き出しごと引っこ抜いて床に並べます。使っているうちにごちゃ混ぜになってしまった引き出しも多いはず。引き出しの箱を利用して「ボトムス・トップス・厚手のニット・帽子や手袋、マフラー」など同じ種類のモノを固めていきましょう。
この辺りは、前回解説した「全出し」のコツも参照してみてください。
次に「手放す」モノを決めます。特に、機能性インナーはシーズン終わりに一括で処分することをおすすめします。バラバラに買い足して、シーズンごとに捨てるかどうかで悩むのも億劫なもの。それもあって捨てどきを逃している人も多いはずです。
何年も同じモノを着続けていると臭いも取れなくなりますし、洗濯を繰り返して薄くなり、機能も落ちてしまいます。思い切って手放し、来シーズンの初めにまとめ買いして一新させてみてはいかがでしょうか。
なお、減らすものを決める際の禁句も覚えておいてください。
禁句1:「来年出したときに着るかどうか決めればいいや」
きれいに片づけてしまうと、来シーズンもなし崩し的に着続けてしまうのは確実です。決めるなら今、決めましょう。
禁句2:「外には来て行けないけど、部屋着にすればいいや」
そうやって、際限なく部屋着が増えていくケースをたくさん見てきました。気持ちの上がらない部屋着ばかり増えても生活は楽しくなりません。ほどほどのところでやめましょう。
ハンガースペースが広くない場合、冬物のカーディガンやシャツ、ワンピースなど、畳んで保管できそうなモノはハンガーから外しましょう。ハンガースペースが空いてくると「ハンガー掛け衣類と引き出し収納の間に詰め込まれ、忘れられた衣類」が見えてくるかもしれません。迷子衣類発見の瞬間です。