「夏日」が年間の4割だった2023年
今夏はエルニーニョ後にラニーニャ発生?
今年のゴールデンウイーク(GW)は、全国的に晴天に恵まれ、気温は平年を上回る日が多く、各地で最高気温が25度を上回る夏日が頻発することになった。「今年の夏も猛暑か」との予感がした方も多いのではなかろうか。
猛暑といえば2023年の夏が記憶に新しい。
東京都心の場合、夏日が143日、最高気温が30度を超える真夏日が90日、最高気温が35度を超える猛暑日が22日と、いずれも観測史上最多を更新した。
夏日の日数では年間の4割が夏だったことになる。最後の夏日が記録されたのは11月7日の27.5度と、100年ぶりに11月の観測史上最高を更新した。
筆者の感覚的には昨年は5月から10月までが夏、春は3月と4月、秋は11月だけで、冬は1月と2月および12月だった。
結論を先に言うと、今夏は昨夏を上回る記録的な猛暑となる可能性が高い。
それには「4つの要因」がある。