家を買う理由は未来志向で考えよう
加えて、家を買う理由は、未来志向で考えましょう。
「家賃がもったいない」「今の家が狭い」などの理由をよく聞きますが、これらはすべて現状の課題を表面的に解決しているだけで、家を買う根本理由になっていません。本当にこのような理由で家を買っていいのでしょうか。
家賃がもったいないだけだったら、引っ越して家賃を下げればいいですし、家が狭いのも同様に広い賃貸を探せばいいだけです。
こういった理由で家を買うと、購入後も結局はどこかで「支払いが苦しい」「ものが増えて家が狭い」となりかねません。
ですから、「家賃」から考えるときも、「じゃあその家賃分を今後はどうしていきたいのか」まで考えましょう。
家賃分で家を買い、将来的にキャピタルゲインも得たいということであれば、資産性重視と方針が決まるでしょうし、売るときに損しない程度で十分ということならば居住性とのバランスを考えればいいでしょう。
このように、「今が〇〇だから」という理由で家を選ぶのではなく、「将来的に〇〇したい」と考えることが重要です。
ほんの少し深く考えられるかの差が、その後の決断に大きく影響してきます。この理由が浅いままの人は、その段階では家を買うべきではないでしょう。しっかり考えてから購入に進んでも遅くはないので、まずは理由の追求からはじめるのが最適です。