総合型選抜も、学校の内申点の基準があります。さらに、小論文や面接、プレゼンなどなど、大学により求められるものが違ってきます。
20時間超の大学指定プログラムを
終えてようやく入試に出願できる
お見合いのような入試と書きましたが、大学側は「この生徒は本当にうちの大学に入りたいのか」を見極めるため、かなり特殊な課題を求めるところもあります。
例えば、立命館大学では、経済学部、スポーツ健康科学部、食マネジメント学部、薬学部の4つの学部で、指定単元の学習を終えた人にのみ出願資格があるという入試を始めています。
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この入試はAIを活用した学習活動を支援しているatama plus株式会社と共同で開発したもので、それぞれの学部が入学前に身に付けておいて欲しいと考える科目、単元を具体的に学んでもらうものです。
講座を視聴して終わりではなく、単元ごとにテストを受けて、修得認定試験を突破した人だけが出願資格を得られます。
いかがでしょうか。昔は推薦入試といえば、学力はちょっと届いていないけど、一芸に秀でた生徒が入学するというイメージもありましたが、総合型選抜では学力もしっかりと問われる時代になっています。