ChatGPTで踏み出す最初の一歩
澤:尾原さんや羊一さんのレベルになってくると、恥をかくとか、人からどう思われるとか、気にする領域にいないじゃないですか。
伊藤:いないね。
尾原:僕は関西人なので、「恥をかく=おいしい」というデフォルトのOSを持っているんです(笑)。
澤:おいしい(笑)。羊一さんも、元は関西だものね。
伊藤:5~6年ですけどね。
澤:一方で、「これに関して自分は発信力を持っている」という絶対的な部分を持っているから、それができる。
何が言いたいかというと、「あなたたちだからできるんでしょ?」という人が、絶対にいると思うんです。
伊藤:そうですね。
尾原:はいはい。
澤:だけど、「私はそうじゃない」と思っている人たちにとって、ChatGPTほど最高のパートナーはいないということです。
尾原:なるほど。
伊藤:そうですよね。
尾原:むしろ発信軸を持っていない人のほうが、最初の一歩目を踏むのに向いていますからね。
澤:そうです。そこで、「自分の思ったことって、もしかして発信力があるんじゃないか」とちょっとでも思ったら、発信すればいい。それこそ、会議で発言するレベルからスタートしてもいいですよね。
伊藤:「あなたたちだからできるんでしょ?」というのは、ある意味そうですよね。僕らは、問題意識があるからこそChatGPTに働きかけるし、「目的を達成するために」というのが動きやすい。
「そもそも何がしたいか」という目的意識がないと、なかなか最初の一歩を踏み出せないよね。踏み出そうとしても、「どう言えばいいかわからない」ってなっちゃうかもしれませんよね。
澤:雑に一歩目を踏み出すんだったら、生成AIを使うのはものすごくハードルが低いんですよね。特にChatGPTは、どんどん洗練されてきています。
尾原:そうですよね。「目的を持つ」となると重たくなるから、まずは生成AIを使って一歩目を踏み出す。その一歩目は対立するんじゃなくて、まるで楽器を楽しむかのように、個性を引き出すように戯れてみようよと。
日本は、会社のAI成長格差・「努力革命」格差が個人よりも起きやすい。だからこそ、個人が一歩目を踏み出すのは大事だということですね。
澤:そうですね。
尾原:めちゃめちゃ濃厚な1時間でした。ありがとうございました。
澤・伊藤:ありがとうございました。