いったん「言葉」に落とし込んだら、
もう一度それを「絵」にしてみる

 そろそろこの3番めのステップ「意味づけ」についてもまとめておこう。

 ここで重要なことは、2つある。

 ①まずは視覚だけからスタートする
 ②言語と視覚を往復する

 必ず写真の視覚情報を先行させるようにし、その段階では言語の要素がなるべく混入しないようにするといい。

 しかし、それだけでは思考や議論が散らかったままで終わってしまう。必ずポストイットにキーワードを書いたりして、視覚情報に「境界線」を入れていくことが必要になる。

 ただし、それだけで満足しないこと。整理が進んできたら、再び視覚モードで見返し、新たな気づきがないかを試してみる。

 言語とイメージを行ったり来たりすることが大切なのである。

 いつも「アイデアのを他者に理解してもらえない!」と感じている人は、このような「往復」のプロセスを見直してみるといいだろう。

(※本記事は『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』の本文を抜粋・再編集したものです)