挑戦しない=むしろリスク
どんな結果も、未来への学びになる

 想像してください。

 “やってみなきゃわかんないじゃん!”とこれまでサボってきた勉強を必死で頑張って、でも残念ながら早稲田には不合格だった世界線の彼と、「やっぱりみんなが言う通り無理か、やめとこ」と言って挑戦しなかった世界線の彼と、どっちが成長してると思いますか?

 明らかに前者ですよね。

 頑張った結果、知識力も認知力も鍛えられて、その先に彼が得られる選択肢は確実に増えるわけです。

 それでもまだ、挑戦しないほうが「リスクがない」と、彼を想っている周りの大人は考えるでしょうか?

 挑戦しないほうがむしろリスクですよね。未来の選択肢を減らしてるんだから。

 結果よりも、プロセスに光を当てる視点を持つこと。これによって可能性がどんどん広がっていって、私たちの人生における選択肢を格段に増やしてくれます。

 部下や子どもたちの成長を願うなら、まずは失敗を恐れずに挑戦できる環境を用意してあげるべきです。そして結果だけでなくプロセスに光を当てたフィードバックをしてあげてください

 もちろん、あなた自身にもこの環境があることが重要です。まずは自分自身が、なにをやるにもそのプロセスでどんなことを学んだのか、どんなふうに成長したのかを常に意識しておくと良いと思います。その思考の癖がつくと、何が起こってもちゃんと向き合って前向きに取り組むことができるし、どんな結果になっても、未来への学びの機会だと捉えることができます。

 さて、来月からは実際にみなさんのお悩みにお答えしていきたいと思います。これを聞きたい!ということがあれば、ぜひ編集部にあなたのお悩みを送ってくださいね。それではまた。