ちゃんと働いているのに評価されない」「サイレント減点されている」……
あなたは職場でこういった「コスパの悪い」働き方をしていないだろうか?
あなたも、「職場で要領よく立ち回れる人」になって、「会社で自由と安寧を手に入れたい」と思ったことはないだろうか。
そんな思いに応える新刊が、『雑用は上司の隣でやりなさい』だ。最短出世中・現役エリートメガバンカーのたこす氏が「なぜか評価をされる人」が戦略的にやっている75のテクを明らかにした革新的な一冊として、各所で話題沸騰中。
地頭力よりも実力よりも大切な「超・圧倒的に役立つ」ノウハウが満載の本書。今回はそんな本書から「頭が良いキャラになってはいけない理由」について解説する。

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「わからない話」にタイミング良くカットインできますか?

皆さんの周りに「頭が良い」けれど、なぜか周囲からあまり評価されていない人はいるでしょうか。今回はそういった人について考えていきましょう。

例えばみなさんは、以下のような経験はないでしょうか。

社内の会議やお客さんとのコミュニケーションの場において、「相手の専門用語が多すぎて結局何を言っていたのかわからなかった」

特に相手が偉い人だと話の流れを切るような行為になってしまうので、なかなかカットインするのが難しいことが多いです。
僕も若手の頃、上司と一緒にとあるオーナー企業の社長と会話した時に、オーナーが非常に難しい言い回しを多用するのでほとんど何を言っているかわからず、上司任せにしてしまった経験があります。結局その上司も社長が何を言っていたのか理解していなかったので、全く意味のない面談時間だったと帰り道で判明したのですが。

それはさておき、わからない話があった時にタイミング良くカットインしたり相手の神経を逆撫でしないように聞いたりするスキルを得ておくことは重要です。聞かなければならないことをはっきり確認できるのに加えて、実は社内からも重宝される人材になれます。