車を買ってくれた顧客への
次の買い替えまでの提案例

高単価で一度購入したらリピートがあまり見込めないものとして、車を例にあげてみましょう。

まずは、車を購入したお客さんに関心を持ってもらえそうな「無料メンテナンスサービス」を提案すれば、自然なかたちでお客さんとコンタクトをとれるでしょう。

安全運転のためにメンテナンスは欠かせませんから、さらに有料の「定期メンテナンス」を提案する。

それと同時に、車に関するアクセサリーやパーツの販売、年会費制でオーナーズクラブのコミュニティをつくるなど、次の買い替えまでさまざまな角度から提案ができます。

廉価商品の提案例

単価の低い例として、たとえば包丁を購入してくださったお客さんには、まずは使用していくうちに必要となる「砥石(といし)」などの関連商品の提案が考えられるでしょう。

包丁も車と同じように、メンテナンスが欠かせません。そこで、包丁の無料メンテナンスサービスを試してもらい、気に入ったら有料の定期メンテナンスを提案することもできるでしょう。

また、包丁やまな板を使うということは、料理をよくするはずですから、キッチングッズや食材の販売や、料理教室なども提案することができるはずです。

購入して2週間後に
提案するところから

購入サイクルが長い商品の場合、商品を使用して満足しているタイミング、つまり商品を購入した喜びが消滅していない早期のタイミングで、関連商品の提案をするといいです。

具体的なタイミングでいうと、商品が「そこにあってあたり前」になる前の、購入してから2週間後に1回、さらに2週間後に1回と、2週間おきになんらかの提案ができるといいでしょう。

POINT お客さんが商品を購入したら関連する商品やサービスを無料から有料へと提案しましょう

※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。