「ハラハラ」に負けないために
抑えておくべき4つのポイント

ハラスメントについての正しい知識を持つ

 パワハラについての知識が不十分だと、「相手がパワハラと感じたらすべてパワハラ」だと思って萎縮してしまいます。正しい知識があれば、注意するときにも萎縮せずに済みます。例えば、残業指示自体がすぐにパワハラになると思っている管理職がいます。

緊急対応としてメールで注意

 ハラスメントの正しい知識を得ていても、録音される恐怖があるかもしれません。そんなときは、緊急対応として一旦メールで注意するのも1つの方法です。

担当部署に早めに相談する

 管理職が部下のハラハラを注意しても改善されないことがあります。「恥ずかしくて相談できない」と思わず、企業にはハラスメント防止措置の義務があるので、1人で抱えず早めに相談しましょう。

陰性感情に振り回されない

 陰性感情とは、相手から嫌なことをされたり、怒りをぶつけられたりしたとき、相手のことを否定的に捉える感情のことです。そうなるとこちらもつい、イラッとして怒りをぶつけてしまうことがあります。相手から挑発されたときには、「陰性感情が生まれるかもしれない」と心の中で呟いてみましょう。深呼吸をして落ち着きを取り戻してから対応しましょう。