同じような商品・サービスを扱っているにもかかわらず、楽しそうにラクラクと稼ぐ人がいる一方で、思うように稼げず苦悶にあえぐ人もいる。
その違いは、年齢や経験、持って生まれた才能によって生まれているとは限らない。
稼げない人も、稼げる人と同じように努力はしているだろう。しかし、結果には大きな違いが出る。
その原因は、ほんの一語の違いにあったのだ。
その一語の違いをまとめたのが、この道25年「日本のトップマーケッター」神田昌典氏による、一番やさしい、すぐ使えるコピーライティングバイブル『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』だ。
本書では、たった一語の差で、貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」が公開されている。
今回は本書より一部を抜粋・編集しながら、たった一語で天国と地獄に分断される「怖さ」と、一語変えるだけで大きく現実が変わる「面白さ」を見ていこう。
【貧す人】と【稼ぐ人】の決定的な一語の違い
今回紹介するのは、「2割8割の法則」である。
【貧す人】成果を出すためには、完璧にやらなければ
【稼ぐ人】成果を出すためには、重要な2割をやらなければ
【貧す人】は、思ったことの半分も達成できない。その原因は、はっきりしている。
それは「完璧主義」。
完璧主義を貫くから、目標の半分くらいしか達成できないのだ。
だから、まずは、完璧主義を手放す。
それができないと、継続して成果が上がらず、達成感が得られない。
【稼ぐ人】の思考法
では、「完璧主義」をやめるにはどうしたらいいか?
「2割8割」で考え、2割の重要なポイントにフォーカスする。
すると8割の結果が得られる。
これが「2割8割の法則」。
2割の重要なことにフォーカスし、8割の結果が出たら、次に行けばいい。
最初から最後まで完璧主義を貫こうとすると、今の変化の激しい時代はなかなか前に進めない。
それより自分が理解している2割だけをやり、あとの8割は他人に教えて手伝ってもらう。
やり抜く喜びを、自分一人で独占するのではなく、まわりと分かち合う。これが重要だ。
さらに重要な2つのこと
そして、もう1つ重要なポイントがある。「褒美」と「罰則」だ。
やり抜くためには、やり抜いたときのご褒美が大切。
「終わったらパーッと一杯やる」
「ほしかったジーンズを買っちゃおう」
などでいい。
ご褒美は確実なインセンティブとなり、大きなやる気につながってくる。
ところが、これだけだと、はじめにご褒美を買ってしまう人が出てくる。
「これは、これから頑張るためのご褒美だ」となってしまうと本末転倒だ。
だから、ご褒美だけではダメで、「罰則」が必要。
自分を罰することも考えてみよう。
「できなければ腕立て伏せ100回」でもいい。
自分なりの罰則を設けると、一生懸命やるようになる。
このように褒美と罰則、アクセルとブレーキをうまく使い分けると、やり抜く喜びを常に感じられるようになる。
【貧す人】は、ムダな8割に集中し、重要な2割を捨てる。
【稼ぐ人】は、重要な2割に集中し、ムダな8割は捨てる。
そうやって、やり抜いた結果、8割の人に喜ばれるのだ。
(本稿は『【スーパーパワーアップ版】稼ぐ言葉の法則 ── 貧す人が稼ぐ人に変わる「売れる法則85」』の一部を抜粋・編集したものです)