「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!(まんが/しゅんぶん)

日本は認知症リスクが世界一高い国である

 日本は高齢化が進んでおり、認知症リスクが世界一高い国と言えるでしょう。なかでも、睡眠が脳の健康に与える影響は見逃せません

 OECDの調査「Time use across the world」によると、日本は先進国の中で最も睡眠時間が短い国の一つです。日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、なんと最下位でした。また、日本人の約4割の人が6時間未満(5時間未満8.8%、5時間以上6時間未満30.3%)と回答しています(*1)。

 さらに、日本を代表する大規模疫学研究である「久山町研究」のデータによれば、「5時間~7時間未満の睡眠を取っている人に比べ、5時間未満の睡眠しか取れていない人は、認知症発症リスクが2.64倍も高い」ことが明らかになっています(*2)。

睡眠時間が5時間未満の人は要注意

 睡眠は、脳が一日の疲れを癒やし、修復するための大切な時間です。また、睡眠中に脳は「タウ蛋白」や「アミロイドβ」といった老廃物を排出します。これらの老廃物は、認知症の発症に深く関わっており、十分な睡眠が取れないと、脳内にこれらの老廃物が蓄積されてしまいます。蓄積されたタウ蛋白は、脳の神経細胞にダメージを与え、結果として記憶力や判断力が低下し、認知症のリスクが高まるといわれています。

 さらに、タウ蛋白が脳に蓄積され始めてから認知症が発症するまでに、10年以上かかることもあります。そのため、若いうちから、十分な睡眠を確保し、脳を健康に保つことが非常に重要です。脳内で老廃物が徐々に溜まっていく過程はゆっくりですが、その間に睡眠不足が続くと、リスクは着実に増していきます。

 特に、日本のように平均睡眠時間が短い国では、このリスクは非常に高くなります。 睡眠時間が短いことで、毎日少しずつ脳に与えるダメージが蓄積します。そして、認知症のリスクが増大するのです。睡眠時間が5時間未満の人は、今すぐ睡眠習慣を見直してみてください。そのために以下の3つの習慣を意識しましょう。

【まんがで解決!】日本人は世界一短い!? 認知症リスクを減らすために今すぐできることまんが/しゅんぶん

 毎日7時間以上の睡眠を確保することが、認知症予防には重要です。睡眠の質を改善することで、脳の老廃物が効果的に排出され、認知症のリスクを下げることができます。

 睡眠不足は脳に大きな負担をかけ、認知症のリスクを高める要因です。日本は世界的に見ても睡眠時間が短い国であるため、特に注意が必要です。認知症予防には、睡眠習慣を整えるだけでなく、運動、脳トレなど、バランスのいい予防が大切です。『1分間瞬読ドリル』は、1問1秒という時間制限付きの脳トレドリルです。時間をかけたら、誰でも解ける問題を、1問1秒という時間制限付きで行なうことで、さらに脳が働き、正解したときは脳がスッキリ! 9種類の問題が掲載されており、あなたの好きな脳トレが見つかるはずです。手軽に始める脳トレ本。子どもからご年配の方まで楽しめるので、みんなでワイワイしながら脳トレしてみてくださいね。

*1 令和元年国民健康・栄養調査報告(厚生労働省)
*2 睡眠は短すぎても長すぎてもNG 認知症リスク上昇

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』の著者による書き下ろしです。