「名もなき家事」も仕組み化
家族を巻き込んでルールを共有
キッチンには、「名もなき家事」が沢山あります。ゴミ袋の中身を捨てるときのゴミ袋の交換や、食器用洗剤などの詰め替えの充填、消耗品を補充するためのストック管理などがそうです。ここも、家族でもうひと工夫してみましょう。
例えばゴミ箱の底に新しいゴミ袋を数枚入れて置いたり、すぐ近くに置いたりすることで、ゴミをまとめるついでに交換できるようにしておきます。
食器用洗剤などは、シンク下などに補充用と分かるようにして収納場所を確保します。必要に応じて、そこに詰め替え用のじょうごやハサミなども一緒にセットしておくと便利です。
また、洗剤を入れている容器が中身の見えないものであれば、半透明や透明の容器に変えて見やすくする。容器に充填するタイミングを示す線を書いたり、詰め替えの置き場所やルールを家族で共有する工夫も取り入れてみてください。
仕組み化は「仕組みづくりと関わり方」の両方が揃って完成するので、家族会議を行い相談したり、報告したりすることは必須です。つい、すぐに結果を求めがちですが、身に付くには時間がかかるものと捉え、じっくり取り組んでみましょう。
我が家は子どもたちが小さな頃からずっとこれを続けてきました。楽に片づけられる「仕組み化と関わり方」を積み重ねてきた結果、今では夫も、大学生になった息子達2人も、水切りカゴに食器が残っていたらそこを片づけてから調理するようになりました。
調理後は洗い物をしたり、片づけてくれたりするのも当たり前になっています。共働き家庭の仕組み化の肝であるキッチン、改善をする価値は大きいです。
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